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<“コレクター”この奇怪なる者>

 近頃は泡盛のコレクターなるものが大分目立つようになりました。コレクターと言うからには貴重な品、希少な品を集めるという事になると思いますが、その価値の基準はどうなっているのでしょうか?

独り善がりでもいけません。他人とその価値を共有できなければいけません。私の基準としては「他の人が羨ましがる商品」でなければいけないと思っています。ここではカーミ(甕)に入った個人貯蔵のクース(古酒)は別として、一般に市販されている、あるいはされていた商品に限定して考えてみましょう。

既に終売された商品はそれだけでもコレクターにとって価値がある商品という事ですが、それらを全て羅列するのは大変な作業になるのでここでは割愛しますが、やはり年数、度数、入手困難度等が重要な要素になると思われます。その目利き方法を公表すると、入手困難な商品がますます手に入りづらくなるということで、コレクター達からのお叱りを覚悟でその一部をチョット・・・。

A.ラベル表示を見る

1.電話番号表示の変更
沖縄県の電話番号表示は何回か変わりましたが、最後に変わったのが1990年。例えば;現在の098-877-8018が以前は0988-77-8018。という事はラベルに表示されたメーカーの電話番号で前が4桁なのは最低16年前の商品−の可能性あり。というのは、ラベルを作りすぎて1990年以降も暫くは使っていた、という事も否定できないが、実際問題としては2〜3年分も余分にラベルを作り置きする事はまず無いと思われます。

2.会社の法人登記表示の変更
(1)「菊の露酒造株式会社」が合名会社から変わったのが14年前の1992年。
(2)「(株)石川酒造場」が合資会社から変わったのは13年前の1993年。
(3)「多良川酒造株式会社」が有限会社から変わったのは17年前の1989年。
(4)「(株)久米島の久米仙」が合資会社 仲里酒造から変わったのは13年前の1993年

3.住所表示の変更
「(株)石川酒造場」が首里から現在の西原へ引っ越してきたのが16年前の1990年等。

4.ラベルの変更
近頃入手した情報では「米島酒造所」の久米島シロボトル(花を手にした女性がひとり、浜辺を歩いている図柄)が今年、20年ぶりにリニューアルされるそうですが、発売当初は麦わら帽子をかぶっていたが、二年後あたりからその帽子が手に持たれ、10年まえあたりから帽子が花一輪に変わったそうです。  残念ながらそのボトルも弊社では完売してしまい在庫がありませんが、終売してからまだ日が浅いので巷ではまだ流通しているかと思います。この時期にコレクションに加えることをお勧めします。

B.イベントを知る

1.NHKの大河ドラマで「琉球の風」が放映されたのが1993年。ということは、「琉球の風」と銘打った商品は13年前の商品。
2.「第44回全国植樹祭」が沖縄で開催されたのも1993年。
3.もちろん「ちゅらさん」が放映されたのは2001年。
4.「沖縄サミット」は2000年。
5.阪神タイガーズが優勝したのが2003年と2005年。ということは!阪神タイガーズの名称が変わると「阪神タイガーズ」記念ボトルは更に価値が出る事間違いなし!
6.沖縄復帰が1972年なのでその時の記念ボトルは34年前の物。
7.戦後復帰50周年記念ボトルは11年前の物。

という具合です。少しは為になったでしょうか。まあ、近年(2004年から)は瓶詰表示が義務付けられたので、苦労がなくなり助かります。

これを機会に家の棚に保管している泡盛を調べてみては如何でしょうか?又、沖縄の酒屋では知らずに古い泡盛を売っていたりするので、沖縄に来た時には探してみるのもいいかも知れませんね。

ああ!そうそう、「沖縄県酒造協同組合」発売の「紺碧」のラベルに「推奨」マークの丸いラベルが貼ってあるのは最低10〜11年前の製造だそうです。

平成16年(2006年)
おさむ = 文

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