職業:フードコーディネーター、ライター、カメラマン、移住者、酒飲み。

二十代の頃より、酒と美味いものをこよなく愛し、一都一道二府四十三県と全国離島をくまなく飲んで食べて廻った経歴あり。
泡盛と沖縄料理に魅せられて家族を連れて移住したおっさん。
愛する沖縄を時には贔屓目に。時には全国標準基準に感じられる男。

河野哲舟(かわの てっしゅう)= 文/イラスト・撮影<

夏?秋?沖縄の10月は微妙な季節さぁ。

 はいさーい!今年ももう10月さぁ。秋だねぇ…。秋なのかねぇ…?秋なの!?w沖縄の場合夏と冬はまだしも、春と秋の区別がわかりづらいのよねえ。もちろん、いろいろ細かく見渡してると秋を感じる瞬間ってのはあるんですよ。風がちょっと涼しくなってきたり、雲が細かくなってきたり、すじ雲が増えてきたり…。海にひざぐらいまで入ってみると結構冷たかったり…。(程度論ですがねw

 でも、日頃からそうした変化に気をつけてるとかしないと実にわかりづらい。例えば、紅葉とか、衣替えとか(11月ぐらいまではTシャツ短パンでいけるしw)いわゆる秋の味覚が云々とか、本土の場合の秋の定義があんまりないんですねぇ。ま、だからこそ旧暦のイベントを大事にしてるんでしょうけどね。反面、観光に来るには実にいいシーズンなんです。暑すぎず、肌寒くもなく本土の人間からすれば「まだ夏は終わってない!」と言い張ることも出来るしw。お祭りなんかも各地で頻繁に行われてるので、沖縄の文化や歴史に触れられる。むしろ泡盛好きの本コラム読者であれば、リゾートっぽさよりもそうした側面でのウンチクに触れる方が楽しかったりするんじゃないかなぁ?エイサーもいいけど、そそり立つ旗頭(はたがしら)にはグッと来る事まちがいなし!

 まあ、そんな沖縄“なり”の秋を想像しながら飲むにはやはり古酒(くーすー)でしょう。食事とあわせて飲むというより、秋の味覚を堪能した後にゆったりと“すする”。ここですすると言ってるのは、複雑でコクのある古酒だからこそゴクゴク飲むのではなく、小さい小さいおちょこで(沖縄にはちぶぐゎーという小さい酒器があります。)すするように飲む。高いし希少な酒だからケチくさくすすってるわけじゃないですよw。(無くはないかw)古酒は比較的度数が強いものが多い。だからいっぺんに口に入れるより、そのほうが刺激に負けず香りを楽しむ事が出来るんですね。(熱いものを食べる時もそうでしょ?)その他にも空気と混ざる事によって、鼻に抜ける余韻を味わえる。(よくワインやウイスキーのテイスターが口の中にヒュルヒュル空気入れてるでしょ?あれと同じようなものですよ。)

 すするように飲むためには、酒器も大事ですからね。いわゆる日本酒のおちょこだと大きかったり、深かったりと言うものが結構多いんですね。できれば、ちぶぐゎーを入手して飲んでいただきたいところですが、は!と見つけたお気に入りの器で飲みたいってのも酒飲み心です。ええ、わかりますとも。(ウチにも数がそろってないお猪口やグラスがゴロゴロしてますからw)極力小さいものでしかも浅いつくりのものを探してみてください。そうすることによって大事に大事に飲むこともできます。ん?あんまり小さいと注ぐ方の酒器もそれなりに必要になる…。えぇ好きなの探してくださいw。

 秋の夜長は駆け抜けた夏時間をゆったりした時間に修正する時さぁ〜。またんめんそーれ〜!


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