泡盛倶楽部 > 富永麻子の酒造所巡り > 瑞穂酒造(株)
泡盛ルポライターの富永麻子(99年度泡盛の女王、愛称「古酒(クース)」)が酒造所を巡り、各酒造所の歴史、伝統、特色、こだわりを聞き出し、杜氏の人柄を引き出すインタビューコラム。
富永 麻子 (とみなが あさこ) = 文 / 撮影
琉球王朝時代、泡盛造りを許された首里三箇のひとつである鳥堀町で嘉永元年に創業した酒造所は、昭和44年に首里末吉町に新工場及び地下貯蔵庫「天龍蔵」を完成しました。
先代が酒蔵へ龍が舞い降りる夢を見たことから築かれた蔵は、県内で随一の規模64万リットルの地下タンクを所有しています。その地下蔵では、年中一定した温度を保ち良質の古酒を育てることができるのです。酒蔵見学の際には、蓋を開けて地下タンクを見学できる他、落ち着いた居酒屋風の席で5〜6種類の泡盛・ハブ酒の試飲を楽しめます。
ふくよかな香り、清冽な味わいを創業以来しっかりと守り継ぐスタンダード主力商品は、古酒43度「ロイヤル瑞穂」・古酒25度「マイルド瑞穂」。酒蔵自信作の古酒は、ストレートやロックでコクの旨さを実感することができます。
味の差別化を生むのは、出来上がった麹の個性だと言います。その個性を掴みながら、古酒向きか新酒として出荷するべきかを杜氏が判断するのです。
古酒は、甕、タンク、樽などの貯蔵法を試飲の時に見極めていきます。
琉球王国時代秘蔵の酒として献上された古酒づくりを自信と誇りをもって取り組んでいく酒造所です。
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