泡盛倶楽部 > 富永麻子の酒造所巡り > 沖縄県酒造協同組合
泡盛ルポライターの富永麻子(99年度泡盛の女王、愛称「古酒(クース)」)が酒造所を巡り、各酒造所の歴史、伝統、特色、こだわりを聞き出し、杜氏の人柄を引き出すインタビューコラム。
富永 麻子 (とみなが あさこ) = 文 / 撮影
良質の泡盛を安定的に移出するために設立された酒造協同組合は、泡盛製造業者46名全員参加のもと、昭和51年に設立されました。同年11月から事業が開始され、酒質審査委員会(委員10人)を設置し、これら専門家の厳しい審査をクリアした良質な原酒のみを組合員(泡盛メーカー)から集荷しています。
さらにそれを長期貯蔵により熟成させ、付加価値の高い100%の古酒づくりに努めています。これは、生産を行わない協同組合だからこそ各メーカーの原酒をブレンドした後、一切の仕継ぎを行わず、100%の古酒を作り上げるからです。
昭和55年に発売された「紺碧」にブレンド開発を加え、低価格で発表。新酒でありながら古酒感のまろやかさと強さが楽しめます。「紺碧7」は、7年熟成の角のとれた甘味、しっかりとした喉越しが生きています。昭和62年4月海邦国体を記念して生まれた10年貯蔵古酒「海乃邦」は、ザ・インターナショナルワイン&スピリッツコンペテイション金賞、クリオアウォーズ国際派パッケージングデザイン賞など、数々の受賞を持つ銘酒です。 本物志向の酒として100%10年古酒は、芳醇な香りと深いコクを醸しだしています。
その他、サミット記念10年古酒「琉球泡盛」は、潮騒をイメージし、独自の技法で創作した泡ガラスを月桃紙で包み、ラベルは龍と平和の象徴である守礼門がモチーフとされています。サミット時に、各国首脳に贈られたボトルと同様のボトルが好評を博しています。
▼ 2023年3月 ▼ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
▼ 2023年4月 ▼ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
赤色は定休日となります。
商品の出荷及び、お問い合わせのご連絡は、翌営業日になります。
尚、インターネットでのご注文は365日、24時間受け付けております。